読了

阪急今津線に乗りたくなります。いろんな人がちょっとずつ絡み合っていて、その絡み具合が面白い。
有川浩の作品は、図書館シリーズもやけど少女マンガを読んでる感覚で、でも薄くないって言うか。

小説の魅力は、そのシーンを自分の好きに想像できるところにあると思う。登場人物の声やしぐさや立ち方や。作品中では「コップいっぱいの水」でも、そのコップの大きさや色や形、水の量なんかは読み手によって違う。
有川浩の文章は、そのシーンを簡単に想像できてしまう。言い方悪いかも知れへんけど、あぁきっとこんな感じなんやろうなぁって。それこそ、図書館シリーズの郁なんか物凄いわかりやすい。でもそれが全然不快じゃない。
この作家さん、やっぱり好きやなぁ。